親の介護をしたくない!!法律上の義務は?放棄は罪になるの?

高齢化が進む日本。
自分の親もどんどん年老いてきて、いつ介護が必要になるか分からない世の中になってきましたね。

自分の親の介護が必要になった状況になったとき、
「しっかり介護してあげよう!」
と思っている人はどのくらいいるでしょうか?

だれもが介護に前向きなはずないですよね。ってか、そんな人の方が少ないでしょ!

「仕事が忙しくて、介護する時間なんてないよ!」

「介護するにも今の生活に余裕ないよ。」

「昔から母親のこと好きじゃないのに、介護なんて無理無理!!」

「親の介護なんてしたくない!!」

といった状況になるわけです。

私だって両親と確執はないけど、今倒れてられて、寝たきりになって介護が必要となったら、正直困っちゃいます。

確実に生活に余裕がなくなるのが目に見えてるから・・・。
でも、介護しないと法律で罰せられたりしないのか考えてしまいます。

この記事を読むことにより、親の介護の法律上の義務、放棄した場合の罪、それらの問題を解決する方法が分かりますよ!

※2018年3月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。
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親の介護。法律上の義務はあるの?

親の介護についての法律を調べてみました!

民法877条に
【直系血族および兄弟姉妹は互いに扶養する義務がある】と記載ありました。
「やっぱり、義務なのね。」と思ったら、「介護の義務」については記載なし!

しかも!

「自分たちの生活に支障のない程度に」という説明書きが!!

ということは、裏をかえせば経済的余裕がなければ親の世話は義務じゃない?!

兄弟姉妹が多い人なんかは結局親の一番近くに住んでる人に介護押し付けて、逃げたもの勝ちなんて状況もよく聞きますね。

まあ、この場合は相続の時揉めるケースでしょうね~。
考えただけで嫌ですわ。(笑)お~、こわっ!

相続する資産がありそうな人は兄弟姉妹で協力すべきなんでしょうね。
でも、相続の資産がない人は介護の負担だけ??

どちらにせよ、ある程度余裕があって兄弟姉妹が多い人は介護についても話し合いをして決めることが大切ですね。

問題は兄弟姉妹が全員、「介護している余裕ない!」って状況!!
民法だけ見ると、「仕方ないじゃん。」「余裕ないから、何もできません!」➡終了!

これって本当に大丈夫?

実は大丈夫じゃないんです・・・。

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介護放棄は罪になるの?

親が「一人で生活できない」=「介護が必要な状態」と理解していながら、保護を怠ると罰せられる場合があります。

介護放棄(ネグレクト)と呼ばれ、刑法218条の保護責任者遺棄罪にあたります。

逮捕されるのは、嫌ですね。ぜったい!
しかも、「介護してる余裕ない」から「できない」んだよ!
と叫びたくなります(泣)

とは言っても、「本当にお金ない!」「働く時間だって必要だよ」「介護放棄せざるを得ない」という人はどうすればいいのか?
介護と仕事の両立はきつい?仕事を辞める前に知らないと大変なこと

介護サービスを利用しよう!

まずは介護認定をしましょう!

介護認定をすると、介護度によって介護サービスを利用することができます。
行政から「介護が必要な状態」と認定してもらわないと介護サービスが使えないのです。

自分たちだけで介護をしようとすると、終わりの見えない介護に心も体も疲れてしまいますよね。

そのうち、「介護なんてしたくない」に変わってしまいます。

介護サービスの中には、「訪問介護サービス」といって生活援助や身体介護を家に来て自分の代わりに介護してくれるサービスがあります。

介護保険を利用すれば、自己負担額は1割負担で経済的負担も軽くなります。

自分が親の家に家事や掃除をしに行かなくても、ヘルパーさんがやってくれて、親の食事の面倒してくれていたら安心ですね。

しかも、自分の負担ほとんどなくなる!
なんて良いサービス(笑)

親が家で過ごすことが難しい場合には、「施設」に預けるという手もあります。
老人ホームや高額介護サービスは家族の収入に応じて、自己負担額が定められています。

施設の居住費や食費は対象外ですが、補足給付を申請することで負担額を減らすことができます。

お金がかかるというイメージが強かった老人ホームですが、
補足給付がもらえるとは知りませんでした!

でも、居住費や食費の給付対象外の部分が高いのでしょうか?
施設を考えるのであれば、そこらへんが重要になりそうですね。

また、基本は自宅で訪問介護サービスを使用し生活し、時々施設を利用するショートステイというサービスもあります。

ショートステイは介護してる家族が一緒に住んでいる場合が多いですが、「家族で旅行に行くから」という理由でも利用できますし、「疲れたから、休みたい」なんて理由も聞き入れてくれる場合が多いです。

ショートステイのようなサービスがあれば、リフレッシュになりますね!
「どこに旅行にいこうかな~?」
「いつも出来ないことしよ~!」とか楽しみもできますね!

介護サービスは様々なものがあり、組み合わせ次第では、介護者の負担は大幅に減らすことができます!

それでも、負担額の1割が支払えない状況などがあれば、生活保護などの申請をして行政の助けをしてもらう必要があります。

これらの方法で、介護の負担を減らしながら親を保護していく必要があるのです。

サービスを使えば、親の介護があっても生活できるような気がしてきました!
そして、何より「親の介護しない」人ではなく、「親の介護する人」になれますね。

実際はサービス使って、負担は減っているのに「ちゃんと介護している」状態になれます!
「介護したくない!」と言いつつ、感じていた罪悪感もなくなります(笑)

▼介護施設を探すときに以下の2つのサイトが使いやすいですよ♪
かいごDB(介護DB)

【探しっくす】

▼おすすめ本
親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと [ 太田差恵子 ]

実例でわかる 介護老人保健施設 利用の手引き [ 水野 耕作 ]

ある日、突然始まる 後悔しないための介護ハンドブック [ 阿久津 美栄子 ]

まとめ

1. 親を「扶養する義務」はあるけど、「介護する義務」はない
2. 親が「介護が必要な状態」と知りながら、放置したら違法!!
3. 介護サービスを受けるには、まず「介護認定を受けよう!」
4. サービスを組み合わせれば、負担を減らすことができる。

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