陣痛の痛みどんな感じ?最初の間隔はどれくらい?

出産予定日が近づくにつれ、ようやく赤ちゃんに会える楽しみでワクワクしていることと思います。
でも、ワクワク感と同時に感じる不安感。

「陣痛の痛みはどんな感じか?」
そんな不安もわいてきますよね。

これは初産ならなおさらですが、経産婦でも同じなんです。
毎回出産は同じじゃない。

平成最後の年の出生率は過去最低でしたが、出産は痛い・辛い以上の喜びもあります。
陣痛の痛みを避けることは出来ないとしても、知ることで、不安が少しでも解消されるなら、覚悟を決めて出産に臨めますよね。

今回は「陣痛の痛みはどんな感じ?」「陣痛の最初の間隔はどれくらいなの?」そんな不安についてシェアしてみたいと思います。

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陣痛って何?

臨月になると、いつ陣痛が起きてもおかしくない状態です。
初産のママなら不安も大きいと思います。
胎動は日々感じていると思いますが、陣痛とはまた違います。

簡単に言うなら
●胎動は一時的に起こる痛み
●陣痛は規則的な間隔で発生し、その間隔が徐々に短くなり、感じる痛みも次第に強くなっていく特徴がある痛み

私の経験からもそうですが、胎動も陣痛も感じ方には個人差があります。
痛むほど強い胎動を感じることもあると思います。
私も胎動で夜中飛び起きたこともあります。

胎動も出産の兆候ですが、陣痛は一時的な痛みでは無く、継続的に起こる痛みです。
一度痛みを感じた時間とおさまった時間を記録して、その痛みの間隔が規則的で少しずつ短くなっていくようなら陣痛の可能性があります。

陣痛には「前駆陣痛」と「本陣痛」があります。

【前駆陣痛】
出産前に起こる子宮収縮のこと。
お腹の痛みや張りなどからくる痛みを指し、お産の準備に必要な過程。

本陣痛が起こる前に子宮収縮を起こすことで、子宮の下の部分や子宮頸管を柔らかくしています。

一般的に妊娠36週~40週に起こるといわれていて、本陣痛と違い、強さや間隔、長さは不規則なので、胎動と勘違いするママもいます。
しばらく安静にすると痛みが遠のく場合がほとんどだそうです。

【本陣痛】
出産時に赤ちゃんを外へ押し出すために、子宮が収縮するときの痛みのことで、正式には分娩陣痛と言うそうです。

子宮口が広がり、強く収縮するため、規則的に激しい痛みに襲われます。
痛みの間隔が規則的で、徐々に短くなってきます。

「痛み」と聞くと不安が増すかもしれませんが、突然激しい痛みが起こるわけではありません。
初産の時は陣痛から出産まで少し時間がかかるかもしれませんよね。
私も一番目の子の時は、「陣痛かな?」を感じてからも少し眠れるくらいの時間がありました。
二番目以降は「陣痛かな?」から産科に向かうまでの時間は短かったです。

最初は生理痛のような痛みとでも言えるかもしれません。
痛む時間を過ぎると次の痛みが起こるまでに時間があるため、食べたり準備したりできました。
生理痛程度の痛みは、前駆陣痛とも言えるかもしれません。

そのうち痛みの起こる感覚が短くなるにつれ、動いていられる余裕が無くなってきます。
生理痛の痛みより激しくなり、立ち上がったり動いたりするのがかなり辛くなってきます。

それでも出産に入るまでにはまだまだ道のりがあります。
思い出しても「なんで」と言う理由ははっきり言えないのですが、「今日産まれるな」「これが陣痛だな」は感覚的にわかりました。
確かに陣痛は痛いのですが、今不安に感じている妊婦さんも大丈夫。
ママたちがみんな経験した事なんですから。

陣痛の最初の間隔は?

経産婦さんは「子宮口が開く」と言うのがわかると思います。
初産の方からしたらどう言うこと?と思うかもしれませんが、子宮口が開かないことには赤ちゃんは誕生できません。
赤ちゃんは子宮口を通って外に出てくるのです。

そのために出産が近づくとホルモンの分泌により産道となる子宮頚管を柔らかくし、内子宮口、外子宮口の順番で開いていきます。
赤ちゃんもそれにつれて下降してきて、さらに子宮口が開くと言う流れで出産に移ります。
子宮口の開きと陣痛の間隔には関係があります。

子宮口が3cmくらいまでの開きだと、陣痛を感じない妊婦さんもいるくらい。
私の場合は、毎回「おしるし」があるので、「今日産まれるな!」がわかるのですが、このおしるしが起こるのが3cmくらいまで開いた状態。

この状態が数日や数週間続く方もいます。
赤ちゃんの頭が下がってきた状態ですが、順調にいっても出産までに6~8時間くらいはかかると言えます。

私は、3cmから7cmくらいの開きになるまでに食べたいものを食べ、最後の準備をします。
産科にも一度連絡をこの時点で入れています。
初産の時は時間がかかることが多いため、この時点では自宅にいましたが、2人目以降の時は早めに準備し、いつでも行ける状態にしました。

私の場合1人目、2人目と陣痛を感じてから産まれるまでが早かったので、3人目はより早く自宅を出ました。
そして産科の駐車場で気合を入れて「よし、行くか!」と車を降りました(笑)。
まだここまでは、そんな余裕もありながら、と言う痛みです。

そのうち7㎝くらいまで開いてくると陣痛の起こる感覚も5分おきくらいに、かなり短くなります。
出産まで2時間~4時間くらいに近づいてきます。
この頃から、痛みも激しくなります。

お腹が痛くてトイレに行きたいような感じがするものの、もちろん出るわけでもなく。
「分娩服に着替えてください」と言われて、自分で着替えることもまだ何とか出来ます。
ここまででも十分痛いのですが、陣痛の起こる間隔で少し休む時間もあります。
まだ頭で考えている余裕もあります。

すでに私は分娩台にあがっていましたが、「あ~、ここからだなぁ」と思いながら覚悟をいつも決めている頃です。
なぜなら、ここからが本格的にさらに痛い。
それがわかっているだけに、いつも早めに分娩台に上がらせてもらうんです。
私は分娩台に上がることで、動かなくて良い安心感と、覚悟を決められるからなんです。

10cmまで開いてきたら陣痛の起こる感覚も2~3分間隔になり、痛みが続くようになる。
毎回「もうここから少しでも早く産まれて~」て思います。
いきみ方はわかっていても、次はもっとうまく出来る!と思って分娩台にあがっても、この頃には考える余裕がない。

それでも毎回「ママなら誰もが通る道!私にも出来ないはずがない!」と心の中で自分に言い聞かせ鼓舞しています(笑)。
でも最後は「もう無理~!!!」と叫んでいるのが毎回のこと・・。

出産の痛みが痛すぎて、陣痛の痛みは忘れるくらい。
比べては表現しにくいのですが、出産の痛みは「気を失う」と思うくらい痛い。
この「痛み」には個人差があるので何とも言い難いのですが、男性には耐えられない!とは言える気がします。
陣痛の痛みは、時間が長いだけに辛さも長い。
「これで終わる」が見えないだけに、いつまでこの痛さが続くのか・・と辛いものです。

よく「すいかが・・・」とも言いますが、リアルになら出産は麻酔無しで切開する痛み。
痛みに叫ぶ感じですが、痛みの時間は短い。
陣痛は叫ぶ痛みではなく、唸る・呻く(うめく)・苦痛にもがく痛み。

先週出産した知人は出産までに13時間。
「尾てい骨や腰が砕けそうな痛み」と表現していました。
でも無事出産し、ママとして幸せそうです。

そう、不思議なんですよね。
出産が終わり、我が子と対面し、喜びに包まれるにつれ、すべての痛みを忘れていく。
なんでなんでしょ。
私も3人子供がいますが、こうだったと記憶として流れは覚えてはいますが、痛みの感覚は忘れています。
正直何人産んでも良いなぁ・・と今も思うくらいですが、子育ての方が大変に感じます(笑)。

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陣痛かな?と感じたら

本陣痛がきたと感じたら、安静になれる場所に移動し、痛みのピークから次の痛みのピークまでの時間間隔を計測しましょう。
陣痛の間隔が初産婦は10分、経産婦は15分になったら病院に連絡するように指示されることが一般的みたいですが、病院までどのくらい移動時間がかかるのかにもよると思います。

「陣痛が10分間隔になってから」と言われても、実際に出産するまでの時間はそれぞれだと思います。
私の産婦人科では病院までの移動時間も考慮してくださいます。
必ずしも自宅から移動するかは当日になってみないと分からないため、できる限り予定日が近づいたら遠出は避けておいた方が安心かと思います。

陣痛間隔を計るアプリなどもあるようですが、私は自分で計ると言う余裕は無く感じましたので、自分で出来る準備も大切ですが、その場に頼める方がいるなら頼むで良いと思います。

ただし感じ方や出産までの時間は違いますので、まだまだとあまり余裕を持っていると動けなくなることもありますから早めに医療機関に行っても良いと思います。

また、お腹が張って激しい痛みを感じ、不正出血を伴う場合はすぐに病院に連絡をしましょう。
陣痛と同時に他にも出産の兆候を少しあげてみますね。

●破水
お産が近くなることで卵膜が破れ、羊水が外へ流れ出ることを言います。
いきなり大量の羊水が流れ出る人もいれば、少量の羊水が少しずつ流れる人もいるそうです。

破水したまま時間が経ってしまうと、赤ちゃんやママの子宮が細菌に感染する可能性が高まるため、適切な対処が必要になります。
破水したかもと感じた場合は、シャワーや入浴はしないで早めに病院へいきましょう。

私も1人目は病院に到着してから破水しましたが、病院内で良かったです。
万が一出先で破水が起これば慌てますし処理が大変なので、予定日が近くなった外出は出来る限り大き目のナプキンとタオルなど持ち歩かれることをおすすめします。

●おしるし
おしるしは、出産直前に出てくるおりものの一種になります。
必ずしも誰にでもあるものではないようです。

出産が近づくと前駆陣痛で赤ちゃんを包んでいる卵膜の一部がはがれ、子宮壁との間に隙間が出来て出血することがあり、子宮口の蓋をしていたゼリー状の粘液栓がはがれ、子宮頸管の粘液と混ざって出てくるものを「おしるし」と言います。

おしるしは初産婦だけでなく、経産婦にもあり、経産婦の場合はおしるしから陣痛までの時間が短いケースが多いそうです。

おしるしは、色は赤やピンク、茶色だったり、量も人それぞれです。
帝王切開での出産を予定している方は、おしるしから緊急帝王切開になるケースもあるそうなので心の準備をしておくと良いそうです。

まとめ

●胎動と陣痛は違います。
・胎動は一時的に起こる痛み
・陣痛は規則的な間隔で発生し、その間隔が徐々に短くなり、感じる痛みも次第に強くなっていく特徴がある痛み

●陣痛には「前駆陣痛」と「本陣痛」があります。

●子宮口の開きと陣痛の間隔には関係があります。
【子宮口が3cmくらいまでの開き】
陣痛を感じない妊婦さんもいるくらいで、この状態が数日や数週間続く方もいます。
赤ちゃんの頭が下がってきた状態ですが、順調にいっても出産までに6~8時間くらいはかかると言えます。
まだ痛みに対しても余裕があり、生理痛のような痛みです。

【子宮口が7㎝くらいの開き】
陣痛の起こる感覚も5分おきくらいで、かなり短くなります。
出産まで2時間~4時間くらいに近づいてきます。
この頃から、痛みも激しくなります。
陣痛が起こるたびに「うぅー」とうなりたくなる痛み。
尾てい骨や腰が砕けそうな痛みとも。

【子宮口が10cmまで開いてきたら】
陣痛の起こる感覚も2~3分間隔になり、痛みが続くようになる。
唸る・呻く(うめく)・苦痛にもがく痛みと言えるかもしれません。
呼吸をする余裕も無くなってくる感じです。

●本陣痛がきたと感じたら、安静になれる場所に移動し、痛みのピークから次の痛みのピークまでの時間間隔を計測しましょう。

●陣痛の間隔が初産婦は10分、経産婦は15分になったら病院に連絡するように指示されることが一般的みたいです。

私は歯医者でも注射でも痛いときは頭で気持ちが良いんだ!と言い聞かせるようにして、気持ち良い光景を思い浮かべるようにしています。
でも、陣痛の最後はそんな余裕はない!
ただただ、「私にだって出来る!」「これで終わる!」この繰り返し。

いつも好きなことを叫んでいます(笑)。
なんだって良いんです、だって無事に生まれてくれればそれが全て。
2人目の時はパパとお兄ちゃんにも「泣き叫び」が聞こえたらしく、お兄ちゃんが泣いたそうで(笑)。
でもそのくらいがパパは感謝していましたから、よかったかな・・と思っています(笑)。

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