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年越しの初夢で良い夢を見ると、その1年は安泰という事はよく聞きますよね?

そんな初夢に由来するもので、良く耳にするのが「一富士二鷹三茄子」ではないでしょうか。

初夢に「一富士二鷹三茄子」を見ると縁起が良いと言われていますよね?

しかし、その意味は良く分からない、知らないという方も多いでしょう。

「一富士二鷹三茄子」は何で縁起が良いの?実は、「一富士二鷹三茄子」には続きがある?

今回は「一富士二鷹三茄子」の意味や由来などを簡単に解説していきます。

そもそも初夢っていつ見た夢?

そもそも初夢っていつ見た夢なのか、知っていますか?

新年明けた最初の夢なのは間違いないですが、これにも色んな言い伝えがあるんですね。

その一部をご紹介します。

• 大晦日から元旦にかけて見た夢
• 正月元日に見た夢
• 正月2日に見た夢

こうしてみると全部、同じようで、若干のずれがあるみたいです。

じゃあ、どれが正しいの?と思われますよね?

初夢の一般的な考えとしては、「新年を迎えて、最初に眠った日に見た夢」だそうです。

まあ、新年そうそう、最初に見た夢が初夢ってことみたいです。

一富士二鷹三茄子の意味や由来とは？

一富士二鷹三茄子は文字通り、「富士山」「鷹」「茄子」を指します。

何でこの3つが初夢に出てくると縁起が良いと言われるようになったのでしょうか?

これには諸説あり、「徳川家康がこの3つを好んだから」というものや「富士は「無事」、鷹は「高い」、茄子は事を「成す」という縁起の良い言葉に引っ掛けているから」という言い伝えが残っています。

どちらの説も、そうかもと思ってしまう信憑性を感じますよね。

そして一富士二鷹三茄子の意味と由来は以下の通りです。

一富士	末広がりを連想できる「富士」は、子孫や商売の繁栄
二鷹	「鷹」が舞い上がるところから上に上がっていく事にかけて、運気上昇
三茄子	「茄子」のツルツルしている表面が毛がないという言葉にかけて、「怪我ない」と変換される

確かにどれも縁起の良さを感じますよね。

「茄子」に関しては、そういう言葉がけもあるのとちょっと笑ってしまうようなダジャレ感満載ですけどね。

一富士二鷹三茄子には続きがあるの?

大抵、初夢に「一富士二鷹三茄子」を見ると縁起が良いと言われていますが、実は、まだ続きがあるということはあまり知られていないと思います。

「一富士二鷹三茄子」の続きは「四扇(しおうぎ)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)」と続きます。

何でこれも縁起が良いんだろう?と、現代人にはよく分からないものも混じっていますよね?

その意味と由来も簡単にご紹介します。

「四扇」	扇は扇ぐ役割だけではなく、舞踊などでも使われている。扇は「一富士」同様、末広がりを連想させるので縁起が良い。
「五煙草」	昔は祭りやお祝い事のような、人が集まる席には欠かせなかったもので、縁起物とされていた。また、煙草の煙が上がっていくところから運気上昇は「鷹」と同じ。
「六座頭」	座頭は髪の毛を剃った盲人を指します。座頭は「三茄子」と同じで、毛がないところから「怪我ない」が連想できた為、家内安全を願うものとされた。

こうしてみても分かる通り、「四扇五煙草六座頭」は、「一富士二鷹三茄子」と同じ意味を表します。

現在では健康増進法の制定により、健康に害があると知られ、嫌煙されている煙草が入っていることに驚く方もいるでしょうが、2006年まで、皇室の恩賜及び宮内庁の贈品目として存在したくらい、煙草は縁起物とされていたんですね。

まとめ

「一富士二鷹三茄子」の意味や由来を簡単に解説してきました。

意味を知って、なるほど、そうだったんだと分かると、確かに縁起が良いものばかりですよね。

初夢に縁起が良い夢を見たいと思ったら、七福神や宝箱をのせた船の絵を枕の下に敷いて寝ると良いそうですよ。

初夢に縁起の良い夢が見られるといいですね。