近年は35度を超える猛暑が毎年当たり前になってきてますね。
10数年前は最高気温が30度を超えると「暑いな~」と感じていたのに、最近の天気予報で30度だと「今日は気温低いな~」と感じてしまうほど気温が高い日々が続いていますね。
それに伴い、熱中症で病院に搬送される人も後を絶ちません。
そして、搬送されている人のほとんどが高齢者であることを知っていますか?
高齢者や子供は熱中症になりやすいと何となく知っていても、しっかり原因を理解してなかったりしますよね。
今回は原因も含め、高齢者の熱中症について知識を深めていこうと思います!!
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高齢者はなぜ熱中症になりやすい?
高齢者の熱中症にかかる場所はどこが一番多いと思いますか?
実は安全に思う「家の中」が一番発症しているのです。
若い人には理解しがたいですよね?
「家の中って一番快適なんじゃないの?」と思ってしまいます。
高齢者は老化とともに温度に対する感覚が低下していると言われています。
若い人たちが「暑いな~」と感じて、汗をかくような気温でも高齢者は「暑い」と感じることもなく、「汗」もかかないのです。
だから、エアコンや扇風機を掛けずに部屋にいて発症する率が高いのですね。
さらに厄介なのは、高齢者のエアコン嫌いです。
さすがに35度を超えると高齢者だって暑いです!!
それでも…
「私エアコン嫌いなの…」という高齢者は多いです。
「昔から扇風機で育ってきたから…」
といってランニングシャツにタオルを首に巻いているおじいちゃんやおばあちゃんや
「このくらい飲み物を飲まなくても大丈夫!!」
といって暑いのに水分補給もせずに汗ダラダラでなぜか暑さを我慢するおじいちゃんやおばあちゃん。
結構想像つきますよね(笑)
そして、のどの渇きについての感覚も老化により鈍くなっています。
そのため、「のどが渇いたな」と感じた時には、すでにかなり脱水が進んでしまっていることがあるのです。
結果、熱中症で病院に運ばれる高齢者が増えているのですね(;^ω^)
では、どうしたら高齢者の熱中症を防ぐことができるのでしょうか?
水分補給に効果的な飲み物は?
水分補給だからと言って、「水」をただ飲めばいいわけではありません。
熱中症がかかわらない時期であれば、水での水分補給は十分効果があります。
しかし、気温や湿度が高く熱中症が心配な時に水だけの水分補給ではミネラル分が足りないのです。
流れ出る汗には塩分などのミネラルが含まれているからです。
そのため、どうしても水を飲みたい場合は塩分を一緒に取ると良いでしょう。
梅干しなどは高齢者の方も好きな方が多いのでオススメですよ。
また、「麦茶」は適度なミネラルが含まれているので、水分補給にオススメの飲み物です。
昔から「夏には麦茶」の習慣がありますが、理にかなった習慣であったのですね。
その他にも、キュウリやナスも水分を多く含むので食事に取り入れてもよいです。
さらに、夏野菜は体の熱を下げる作用もあるのでオススメです。
高齢者の方はなかなか多くの水分を一回に取ることが難しい方も多いので、食事にも水分を多く含むものを選んだり、塩分の入ったものを選んだりすると水分補給に一役買うことができますよ。
その他は、軽い熱中症の症状が出てしまったときにおススメの飲み物は「経口補水液」です。OS-1などの名前がついていますね。
各病院でもドラッグストアでも売っています。
体の中の血液と同じ濃度の塩分や糖分を含んでいる飲みものなので、水分の吸収が早いです。
家に数本準備していると安心かもしれません。
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高齢者の熱中症対策のポイント!
1、「気温」「湿度」を測るようにしましょう!
高齢者は暑さに鈍感なので、「暑い」という感覚に頼っていては対応が遅くなってしまうことがあります。
目でみて、熱中症に注意が必要な気温や湿度になっていないか確認できるようにしましょう!
2、「室内」を涼しくしましょう!
最近の猛暑の中では、窓だけを開けて涼しくするのは不可能な場合があります。
高温、多湿、無風の3つがそろうと熱中症の危険が高くなるので、室内の気温をできるだけ、エアコンや扇風機を併用してコントロールできるといいです。
3、「水分を計画的に」取りましょう!
のどが渇いた感覚が低下しているので、のどが渇く前にこまめに水分をとることが大事です。
高齢者は量が一気に水分を飲めない人も多いと思いますので、少しでもいいので、こまめに飲むようにしましょう!
4、「お風呂や寝る時も」水分を取るようにしましょう!
お風呂の中では、汗を結構かいてます。
また、寝る時も汗をかきますので、水分を取ることが大切です。
でも、高齢者に多いのは・・・
「トイレにいく回数多くなるから、寝る前は水分取らない」という方です。
寝ている間に、汗をかくのに寝る前に水分を極力控えていると脱水になりやすいですよね。
5、「お出かけ」は体に十分注意必要!
室内でも熱中症になりやすい高齢者は屋外に行くと、ますます熱中症になりやすいです。
しかも、お友達と一緒だったりすると、お友達に合わせて我慢する場合もあります。
我慢することの多い高齢者は我慢せず、休憩をとることが大事ですね。
6、「周りの人が」気にかけましょう!
やはり周りの人が気にかけないと、なかなか高齢者の人が自分で気を付けて防ぐのは難しい場合もあります。
認知症だったりすると・・・
「暑いと感じていても普段使っていないエアコンのリモコン操作の仕方が分からない。」
などの問題が生じたりします。
また、認知症でなくても「自分は大丈夫だから!」と言い張る高齢者なんかも多いですね。
周りの人が気にかけて、水分補給を促したり、室内温度を調整してあげたりすると良いのかもしれませんね。
まとめ
1、「気温」「湿度」を測るようにしましょう!
2、「室内」を涼しくしましょう!
3、「水分を計画的に」取りましょう!
4、「お風呂や寝る時も」水分を取るようにしましょう!
5、「お出かけ」は体に十分注意必要!
6、「周りの人が」気にかけましょう!
しっかり熱中症対策をして、高齢者の方も健康的に夏を乗り切れるといいですね!
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