母子家庭が受けられる手当は?実家住み、所得制限などの条件はある?

母子家庭となると、気になるのはお金の問題ですね。

どうしても、父親がいる家庭とは収入では劣ってしまう部分があります。

母子家庭が受けられる手当は何があるのでしょう?
そこで、母子家庭のママさんが受けられる手当について調べてみました。

現在、離婚しようと考えている方も参考にしてみてください。
また現在シングルマザーで頑張っている方も参考にしてみてくださいね。

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児童扶養手当とは?

「児童扶養手当」とはひとり親の世帯に支給される手当です。

児童扶養手当と聞くと、児童手当と混同する方もいるかもしれません。
「児童扶養手当」は「児童手当」とは別物です。
名称が似ているので、ごっちゃにならないように注意しましょう!

児童手当は15歳まで両親そろっていても、どの家庭ももらえる手当ですね。

児童扶養手当は別名「母子手当」です。
ひとり親であれば適応されるので、シングルファザーでももらえます。

しかし、聞きなれているのは「母子手当」という言葉の方ですかね!
この母子手当ですが、色々条件があると言いました!

まずは、所得制限があるのです。
年収が130万円を超えると減額がはじまります。

手取りで考えると、年収に「0・8」を掛けると手取りの目安が出ます。

つまり、年収130万円だとすると130万円×0・8÷12か月=86、666円!

毎月の手取りが86、666円を超えると、母子手当を満額もらうことができません!!

しかも、これは子供2人でも3人でも変わりないです。
毎月8万円ちょっとで、一人で子育て…。
「無理でしょ!!」と思っちゃいますよね!

持ち家とかじゃないと、アパート代と光熱費に食費と・・・
かなり厳しい現実ですね(;^ω^)

年収130万円を超えると、年収が10万円増えるごとに約1100円手当の支給が減額されていきます。

年収290万円を超えたところから、母子手当は約半分の2万2千円。
年収290万円というと、手取り19万です。

受給停止は年収約399万です。
これは手取り26万6000円です。

「あれ?結構もらえるようになるまで、母子手当ってもらえるんだ~」
と思ったあなた!!!間違いです。

この手取りの計算にはボーナスが計算されていません!
要するに、手取りが毎月20万円でもボーナスが加わることで年収が上がります。

計算上は年収を12か月で割るので、毎月結構もらってる計算になってしまいますが、
実際のところ毎月入ってくる額はそんなに多く感じないといったところでしょうか?

子供を養うために、頑張って正社員になったら母子手当もらえなくなってしまったということもあるのです。

母子手当の条件は?

まずは所得額を出す必要があります。

「給与から雇用保険が引かれた振り込まれる額(手取り)×12か月」を出します。

次に養育費がある人は年間養育費の8割を足して、一律8万と35万を引いた額になります。

計算式としては

児童扶養手当の所得額=
毎月の手取り額×12か月分+養育費の8割―8-35

になります。

さらに、子供に障害がある、両親を扶養しているなどの控除ができる何かある人はそこから、所得にマイナスされて計算されます。

この計算をしてやっと母子手当がもらえるかどうかが分かります。

「全額もらえる方」はこの計算式で・・・
■子供一人であれば、57万円未満。

■子供2人であれば95万円未満。

■子供3人以上であれば133万円未満
の方です。

そして、もらえる額は、子供一人目は42500円。
2人目は+10040円。3人目は+6020円です。

子供が2人の人は約5.2万円。
子供が3人いる人は約5.8万円毎月支給になります。

2人、3人育ててる人には増える幅が少なくて、キツイですね。

でも、児童手当と合わせれば、結構助かる額です。

児童扶養手当は18歳まで、児童手当は15歳まで支給されるので、しっかり考えて使うのか、貯金していくのか使い道を考える必要がありますね。

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さらなる条件!実家に住むと…

「離婚したばかりでお金がない。お金が貯まるまでの間だけ実家にお世話になろう!」
と考える人もシングルマザーには多いですよね。

しかし、実家に仮住まいだったとしても母子手当がもらえない場合もあるのです。

人によっては、

「一緒に住んでるけどお金の援助は受けてない。むしろ実家にお金を入れている!」

なんて人もいるかもしれません。

「子供のことや自分にかかるお金は全部自分で払っているのに」と思うかもしれません。

しかし、国の考えとして
「一緒に住んでるんだから、少しは援助してもらえたりするでしょ?」
という考え方に近いと思います。

なので、場合によっては母子手当がもらえない場合もあるのです。

では!母子手当がもらえる人ともらえない人の違いはなんでしょうか?

その条件は…
「一緒に住んでいる人の中で、所得の上限を超える人が一人でもいるのか、だれも所得の上限を超えていないか?」
です。

所得の上限は前述で記載した通りです。

要するに、年収が約399万円をこえる人が家の中に一人でもいると、母子手当はもらえなくなります。

なので、もし現役で働いてるお父さんがいたら、お父さんからお金の援助がなくても、お父さんの年収が399万円をこえていれば母子手当はもらえません。

逆に年金生活の両親で収入が399万円をこえる人が世帯に居なければ、母子手当はもらえるという事ですね。

極端に言えば、いくら大家族でも全員年収300万円であれば母子手当はもらえるということですね。

また、場合によっては2世帯住宅で玄関もすべて別になっていて世帯が別と判断されれば、すぐ横にいるのに母子手当がもらえるかもしれません。

微妙な差でもらえるか、もらえないのか判断されるということですね。

なんだか納得いかないところもありますね。(;^ω^)

まとめ

児童扶養手当(=母子手当)の条件は…
その1、年収399万円以下の人が対象!
その2、児童扶養手当(母子手当)は18歳まで、児童手当は15歳までもらえる。
その3、実家に住んでいたとしたら…世帯の中に所得が多い人がいたらもらえない!

母子家庭になると金銭的にも余裕がない場合が多いですね。

子育ての心配も付きません。

そんな時に強い味方の児童扶養手当(=母子手当)と児童手当!!
名称が似ているので、ごっちゃにならないように注意してくださいね。

でも、手当を受けるには所得の制限があったり、実家住まいのトリックがあったり…なかなかもらえる額は少ないですね。

でも、児童手当は15歳まで、母子手当は18歳までもらえます。

ちょうど学費などにお金がかかる時期までは手当をもらうことができるのです。

前向きに考えて、どのように手当を使っていくのか、貯金をするのか、しっかり考えて子供の将来を見据えて、有効に使っていけるといいですね。

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